Noble Audioによる完全ワイヤレスイヤホン第一弾「FALCON」レビュー

私が商品を購入する際の主な目安は、デザイン性と機能性の両立です。いい機能を盛り込んでいても、デザインが気に入らなければ購入の対象から外れます。逆に尖ったデザインを採用していても、機能性が伴わなければオブジェと変わりありません。

と前置きしつつ、今回のレビューはNoble Audioによる完全ワイヤレスイヤホンの第一弾、「FALCON」です。

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キャップを開けるとNOBLEの王冠が光り出す。

最近、キャリア端末に加え、SIMフリー端末にもTWS+に対応したスマホが増えて来ています。左右のイヤホンを別々にスマホと接続するため、音質の向上とバッテリーが片方だけ目減りするのを防ぐと同時に接続性が安定する効果が期待出来ます。今後、完全ワイヤレスイヤホンを購入する際は、このTWS+に対応しているかどうかも重要な確認事項の一つになります。

連続再生時間は本体だけで最長10時間。充電ケースを含めると40時間にも及びます。再生時間が長いということは、相応に大きなバッテリーを積むことになります。しかし、FALCONのイヤホン本体は、その大きさを感じさせにくいシャープなデザインで補っています。

気になる音質ですが、音の魔法使いこと"Wizard"と称されるJohn Moulton(ジョン・モールトン)によるチューニング。この方は聴覚学者です。しかし、難しいことは抜きにしても、イヤホンの百聞は一聴に如かず。表現が難しいですが、低音から高音にかけての平衡感覚は並外れたものがあるように感じます。

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Xiaomi Mi Note 10 LiteでFALCONをBluetooth接続した画面。

TWS+に対応していることが確認出来る。

また、通話時に適用されるノイズキャンセリングにより快適な通話を実現していたり、IPX7の防水に対応しています。他には、Noble Sound Suiteというアプリを介してアップデートに対応していたり、充電端子がUSB Type-Cであったり、操作もタッチ式が多い中、ボタン式が採用されており、誤操作が少なくポイントが高いです。これほどまでの機能を盛り込みながらスタイリッシュに仕上げられたデザインを目の当たりにすると、彼は正しく現代の魔法使いと呼べると思います。

 

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主な外観。